”琉球石灰岩で作るほっこり素朴な石獅子”
【石獅子とシーサーの由来について】
はるかエジプトに由来を持つ沖縄のシーサーはシルクロードを渡って中国から沖縄に伝わったようです。力の象徴、神的存在、守り神として、シーサーの概念や特質が民衆に広まるのは17世紀後半頃、日本では江戸時代徳川将軍家の統治下だった頃です。
シーサーと云うと陶製のものや漆喰シーサーなどが連想されますが、本来は災いを防ぐために村落の入り口に丈夫で頑丈な琉球石灰岩でできた石獅子を設置していました。以降、明治22年に赤瓦使用が解禁され民家に屋根獅子が瓦職人の手で作られるようになりました。それまでは赤瓦の建築は士族階級にしか許されてなかったのでシーサーは富の象徴でもあったわけです。
また、コンクリ屋根の普及とともにヤチムンサーが阿吽のシーサーを門柱に置くようになりました。何故、対になっているかの説はたくさんあります。家族を守る象徴として、お父さんお母さんを表現した。仏教の考えで阿吽にした。男は寡黙、女はおしゃべりといった沖縄の男女を表した。などなどあり、決してどの説が正しいということはなく地域ごとに違えば作者ごとに違います。元々、対という概念はなかったのですから沖縄の人の思いが後付され、今も沖縄独自の文化として愛され残されてきたのだと思います。
また、シーサーの名前の由来は沖縄でライオン、つまり獅子の事を指します。そして「獅子様」と呼ばれていたのが訛って「シーサー」と呼ばれるようになったのでないかと云われています。
~スタジオde-jinブログより引用~
◎単品4,400円の販売で、2個セットではありませんのでご注意ください。「阿」「吽」になっていますので、同じ形を「阿吽」の2点合わせて購入もおススメです!!
※8のみミニサイズで単品3,960円となります。
石獅子の魅力は「沖縄の普通の人たちが、自分の家族や集落の為に作ったもの。村獅子には、お城や寺院などの獅子にあるような精巧な造形はないけれど、願いだけで純粋につくられた体温を感じます。石に目と鼻と口さえあればそれでオッケーというような愛嬌や素朴な味わいとともに、琉球石灰岩の持つ強さがストレートに迫ってきます。」
~スタジオde-jinパンフレットより引用~
沖縄の石にこだわり、手掘りで琉球石灰岩の石獅子を制作している、スタジオde-jinさん。
コロンとしシルエットがかわいく、素朴でほっこりすること間違いなし!
■素材:琉球石灰岩
■サイズ(およそ):横5cm~9×高さ5cm~9cmの手のひらに乗る小さいサイズです。
●若山 大地
1976 沖縄県生まれ(愛知県出身)
2000 沖縄県立芸術大学彫刻専攻卒業
2003 沖縄県立芸術大学大学院彫刻専修修了
2011 那覇市曙にて「スタジオde-jin」を立上げる
2017 那覇市首里に工房を移転し小さな店舗を構える
若山 恵里
1979 滋賀県生まれ(滋賀県出身)
2002 沖縄県立芸術大学彫刻専攻卒業
2003 沖縄県立芸術大学大学研究生終了
2011 石獅子探し回る、調べる、ファイルする
2016 琉球新報副読誌かふう にて「石獅子探訪記」連載開始
2022 まだまだ調べる 7月時点 石獅子探訪記79回
2022 「見たい、聞きたい、探したい!沖縄の村落獅子たち 石獅子探訪記」出版
ギャラリーショップ・工房
沖縄県那覇市首里汀良町1-2楊姓門中アパート1階
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電話:098-887-7466
※単品(4,840円)売りで、セット販売ではございませんのでご注意ください!